取り扱いに要注意! 不定代名詞の使い方をおさえておこう!

みなさん、こんにちは。英文法勉強中の桃太郎です。今回の記事は「不定代名詞」についてです。

不定代名詞とは、特定のものを指さず、漠然と不定の人や事物、数量などを表す代名詞です。代表的な単語として、 one、some、any、other、another、each、every、both、all、either、neitherなどがあります。

不定代名詞は使い方に要注意です。
今回はよく出る不定代名詞をピックアップしてそれぞれどんな場合に使うのか、そしてどのように使うの説明していきます。ぜひ正しく使えるようになって下さい。

 

one

oneは「1つの」を示す言葉ですが、下記のように様々な使い方をします。

「一般の人」 を示す

(※No one(誰も〜ない)という形で使われることが多いです。)

  • No one could write my address in English.
    「ひとりとして僕の住所を英語で書けるものはいなかった。」
  • No one likes war.
    「戦争が好きな人なんていない」
  • No one can match him in soccer.
    「サッカーで彼にかなう者はいない。」

前に出てきたの名詞の代用

  • If you need a car, we can lend you one.
    「車が必要でしたらお貸しできます。」
  • They say he is a good driver, but I don’t think his one (=a good driver).
    「彼は運転がうまいと言われているが、僕はそうとは思わない」
  • Which one is better, this one or that one in the window?
    「どちらがいいかな、こちらか、ウィンドーのあれかな。」
  • I have three pens, a red one and two green ones.
    「私はペンを3本持っている ―― 赤が1本と緑が2本です。」

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one と it の違い

oneが使えるのは不特定の数えられる名詞の代わりに用いられるものです。特定のものをさして言うときにはitを使います。

  • I have lost my pencil. I have to buy one (=a pencil).
    「えんぴつをなくしてしまった。(どんなえんぴつでもいいから)買わなくちゃ」
  • I have lost my pencil. I have to find it (=the pencil).
    「時計をなくしてしまった。(その失くした)えんぴつを探さなくては」

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※oneは可算名詞の代わりとして使われます。ゆえに「数えられない名詞」の場合には使えません。形容詞だけの形をとることが多いです。

  • I like red wine better than white (wine).
    「私は白ワインより赤ワインの方が好きだ。」

「ある」(a certain)を示す

  • One day, he took his children to the park.
    「ある晴れた日、彼は子供たちを公園につれていった。」
  • One morning, I was reading the paper as usual.
    「ある朝、私はいつものように新聞を読んでいた。」
  • One day, I would like to marry with you!
    「いつか君と結婚したい!」

 

someとany

someとanyもよく使われる不定代名詞です。意味的にかなり似ており、「いくつか」のという意味以外にもいろいろな使い方をします。

一般的に肯定文のときはsome、否定文・疑問文のときはanyと覚えている方が多いと思いますが、以下のように例外も存在します。

肯定文におけるany

(※「いくらでも」、「何でも」「どれも」という意味のany)

  • If any one calls, text me immediately.
    「だれかが訪ねてきたらすぐにテキストしてくれ。」
  • You may come any time you like, sir.
    「いつでも好きな時に来て構いません。」

否定文におけるsome

(※部分的否定のsome)

  • Some people do not accept compulsory relocation orders.
    「強制的な転勤命令を受け入れない人もいる。」
  • Some people didn’t know the answer to the question.
    「その問題の答えがわからない者がいた。」

疑問文におけるsome

1. 存在する漠然とした数量を示すsome

  • Will you have some cake?
    「ケーキはいかがですか?」
  • Would you like some water?
    「お水はいかがでしょうか?」

2. 肯定的な疑問文のときのsome

  • Haven’t we met somewhere before?
    「以前どこかでお会いしたことはなかったですかね?」
  • Could you give me something to carry these apples in?
    「このリンゴを入れていくものを何かいただけませんか?」

 

eachとevery

eachとeveryはどちらも「それぞれの」を表します。使い分けがいまいちわからない方も多いのではないでしょうか?

eachとeveryもともに通常単数として扱われます。どちらも「それぞれ」という日本語訳ですが、everyの場合は3つ以上のものについて、1つ1つ個別的に「どれもこれも」というニュアンスが強く、全体的に「1つ残さず全部」という意図が含まれます。

each

  • Each of us earns ten dollars.
    「私たちはめいめい10ドルずつ稼ぐ。」
  • Each room is furnished with a table and chairs.
    「各部屋にテーブルと椅子がついている」

every

  • Every woman in this company got married.
    「この会社の女性はみんな結婚した。」
  • There are buses to the station every ten minutes.
    「10分ごとに駅に行くバスがあります。」

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「every+否定語」の形で、「~とはかぎらない」という意味の部分否定を表す言い方はよく見ます。

  • Everybody cannot succeed in the world.
    「だれもがこの世で成功するわけではない。」
  • I have not read every book on the store.
    「あの店の本を全部読んだわけではありません。」

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everyとallのちがい

everyとallはどちらも「すべての」と訳されます。違いは、allは始めから全体をひとまとめにして指しているのに対し、everyはひとつひとつ個別的に指しているイメージです。

  • Every member was present.
    「どのメンバーも出席した。」
  • All members were present..
    「全メンバーが出席した。」

 

さいごに

いかがでしょうか?今回は不定代名詞でよく使われるものをいくつかピックアップしてご紹介させていただきました。

不定代名詞はいろいろな使われ方をするのでイマイチ理解できていない方も多いと思います。しっかりポイントを抑えておきましょう!

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この記事を書いた人

桃太郎

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このサイトの管理人であり、モモセ先生のDVDで英文法を勉強中の桃太郎です。過去カナダに2年間在住していたことがありますが、『文法なんて別にどうでもいいでしょ!』と英文法を完全になめきっていました......このブログでは英文法をいま一度学び直している僕が、気づいたことや大事だと思ったことなどをみなさんにシェアしていきます。

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