不定詞と動名詞はどちらも「〜すること」という名詞的用法で使えます。
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- They say (that) smoking is the worst thing for the health.
「喫煙は健康に最悪と言われている。」 - To start company is obviously too early for you.
「会社を始めることは君にとって明らかに早すぎる。」 - I don’t dislike working, but I don’t want to work in this company.
「働くことは嫌ではないが、この会社では働きたくはない。」
文法問題では「不定詞?それとも動名詞?」で悩む問題が頻繁にでてきます。日本語では同じような意味ですが、不定詞と動名詞は意味合いが異なります。ぜひともしっかり抑えておきましょう!
目的語に必ず to 不定詞を取る主な動詞
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特徴
- 未来志向でこれからすることである。
- 一時的(一回限り)で個別的である
- He agreed to play soccer.
「彼はサッカーすることに同意した。」 - She attempted to eat the food.
「彼女はその食べ物を口にしようと頑張った。」 - Please cease to make fun of him.
「彼を笑いものにするのを止めろ。」 - We can’t afford to buy meat.
「私たちには肉を買う(経済的)余裕がない。」 - She will choose to go back to Japan.
「彼女は日本に帰ることを選ぶだろう。」 - He desires to play soccer England.
「彼はイングランドでサッカーしようとしている。」 - I decided to break up with her.
「僕は彼女と別れることを決めた。」 - We expect to go back to home at least by 8pm.
「僕らは少なくとも8時には帰れると期待している。」
いかがでしょうか?不定詞をとる動詞には、未来志向または一回限りという特徴があることに気づくでしょう。
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特に試験に出る!目的語にto 不定詞をとる動詞
- decide
- offer
- know
- happen
- guarantee
- want
- struggle
- manage
- learn
- choose
- afford
- refuse
- plan
- expect
- tend
目的語に必ず-ing 動名詞を取る主な動詞
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特徴
- 過去にしたことである
- 習慣的な行為である
- She admitted being in the wrong.
「彼女は間違っていることを認めた。」 - I really appreciate having time to travel.
「旅行する時間を持てることをありがたく思う。」 - I enjoyed travelling.
「私は旅行を楽しんだ。」 - She finish reading the book.
「彼女はその本を読み終えた。」 - He gave up smoking.
「彼はタバコをやめた。」 - He almostly escaped being run over by a car.
「彼は危うく車にひかれそうになった。」 - Please excuse my interrupting you.
「お邪魔してすいません。」 - We can forgive her coming late.
「我々は彼女が遅れたことを許してあげることはできる。」 - He cannot help feeling proud of his son.
「彼は自分のこどもを自慢せずにはいられない。」 - Can you imagine her doing Judo?
「彼女が柔道をするのを想像できますか?」
いかがでしょうか?動名詞をとる動詞には、過去にしたことまたは習慣的な行為という特徴があることに気づくと思います。
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特に試験に出る!目的語に-ing 動名詞をとる動詞
- mind
- avoid
- postpone(= put off)
- give up
- resist
- include
- finish
- consider
- deny
- suggest
不定詞と動名詞で意味が異なる動詞
例えば、start、like, begin, loveなどの動詞は不定詞でも動名詞でもほぼ同じ意味になります。しかし中には、動詞によっては不定詞と動名詞で意味が異なるものが存在します。これは文法問題でよく出てきますよー!
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- Do you remember promising your father to get good grades?
「約束したことを覚えていますか?」 - You must remember to keep your promise.
「約束を守ることを覚えていなければなりません。」
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- I won’t forget meeting you.
「あなたと会ったことを決して忘れません。」 - I won’t forget to meet you at 3 tomorrow.
「あなたと明日3時に会うことを忘れません。」
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- I deeply regret giving up going to English club.
「英語クラブへ行くのをやめたことを深く後悔しています。」 - I regret to announce the death of Mr. White.
「ホワイトさんが亡くなったことを報告することを残念に思う。」
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- I’m sorry for using your car without asking.
「無断で君の車を使ってごめんね。」 - Sorry to bother you, but could I borrow your pen?
「おじゃましてすみませんが、ペンを借りてもいいですか?」
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- We tried climbing Mt. Fuji, and found it easier than we had expected.
「富士山に試しに登ってみて、思ったよりも楽だとわかった。」 - We tried to climb Mt. Fuji, but we gave up halfway.
「富士山に登ろうとしたが、途中で断念した。」
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- He stopped smoking.
「彼は、タバコをすうことをやめた(禁煙した)。」 - He stopped to smoke.
「彼は、タバコを吸うために立ち止まった。」
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- I regret telling a lie.
「私は、嘘をついたことを後悔しています。」 - I have to regret to tell a lie.
「私は、残念ながら嘘をつかなければならない。」
上記の動詞に共通しているのは、未来的な意味になる時は不定詞で、過去的な意味になる時は動名詞が使われているということです。
さいごに
不定詞と動名詞の違いは文法問題でよく出てきます。紛らわしいですが、「不定詞は未来的!動名詞は過去的!」というのを最低限覚えておけば解ける問題が多いと思います。しっかり抑えておきましょう!