似ているようで全然違う!have toとmustの使い分け

みなさん、こんにちは!英文法勉強中の桃太郎です。今回はhave tomustの違い・見分けについてです。

have toとmustはどちら「〜しなければいけない」と訳されます。2つの違いは一般的に以下のように理解している方が多いと思います。

  • must → 命令・強制
  • have to → 必要性(あまり強くない命令)

僕も上記のように区別していたのですが、いまいち違いがはっきりしてませんでした。そこで、この2つの根本的な違いについて詳しく調べてみましたのでご報告させていただきます。

 

 

両者の根本的な意味合い

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  • must :「自ら望んでの選択(主観)」
  • have to :「環境による選択(客観)」

 

mustのニュアンス

mustを使う場合、話し手自身がその内容を「やらなきゃ!」と自ら思っていることを意図しています。あくまで自分の中から沸き起こってきた圧力からしようと思っています。

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I must work harder!

上記の場合、その行動を起こす理由は「他の人にやれと言われたから」とか「日程的に厳しいから。」などではなく、「もっと儲けるために頑張らなきゃ!」という感じで、主観的な意志が含まれています。

(例文)

  • I must buy ring for my girlfriend.
    (私は自分の彼女に花を買わなければならない)
    ↓(ニュアンス)It’s her birthday,so I myself decided to do that.
    (彼女の誕生日なので、自分で買うと決めた。)
  • I must save her life!
    (彼女のことを救わなければ!)
  • We must win this game!
    (俺たちはこの試合勝たなきゃいけないんだ!)

 

「〜に違いない」の意味のmust

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mustは「~にちがいない」という推量の意味で使われることがあります。この使い方はTOEICでよく出てくるので抑えておきましょう。

  • He must be a famous singer.
    (彼は、有名な歌手にちがいない。)
  • She must love the movie!
    (彼女はその映画が大好きに違いない!)

 

have toのニュアンス

have toを使う場合、話し手が他の外部的な何かが原因となって行動を起こすという意味が含まれています。自らの意志ではなく、外部からの圧力によってです。

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I have to work harder.

上記の文章では、mustの時とは逆で「他の人にもっと働けと言われたから」といったことが理由になります。 感覚的には、「自分から進んでやるわけではなく、やむをえずやる」という感じです。

(例文)

  • I have to buy ring for my girlfriend.
    (私は自分の彼女に花を買わなければならない)
    ↓(ニュアンス)It’s not my decision, but she forced me to do it.
    (私が決めたことではない。彼女がそうするように強制した)
  • I have to buy a new car.
    (新しい車を買わなければならない。) → 事故などで車がもう使えなくなってしまったなどの理由により
  • We have to practice more.
    (我々はもっと練習する必要がある。) → コーチに強く言われた、全く試合に勝てないなど、外部的な理由により

 

さいごに

have toとmustは「主観・内部的圧力によって」「客観・外部的圧力によって」というイメージをつかんでおくと、どちらが使われるのかを見分けるのがそんなに難しくなくなると思います。

両者は日本語訳ではかなり似ていますが、ニュアンス的には大きく違うということを覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

桃太郎

桃太郎

このサイトの管理人であり、モモセ先生のDVDで英文法を勉強中の桃太郎です。過去カナダに2年間在住していたことがありますが、『文法なんて別にどうでもいいでしょ!』と英文法を完全になめきっていました......このブログでは英文法をいま一度学び直している僕が、気づいたことや大事だと思ったことなどをみなさんにシェアしていきます。

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