みなさんこんにちは。文法勉強中の桃太郎です。
英語には似ているようで意味が微妙に違う単語が多いです。
僕がカナダに住んでいたとき、どちらを使ってもいいと思いきや、「それは“〇〇”の方を使うのが正しいんだよ。」と指摘されることが何度もありました。日本人の感覚だと同じように理解している単語でも、ネイティブにとってはニュアンス違う単語はたくさんあります。
というわけで、今回は似てるようで意味が微妙に違う単語たちをご紹介します。
似てるようで似てない単語(動詞編)
speakとtalk
speak と talk は、ともに「話す」という意味ですが、使われる場面はそれぞれ違います。
speakは話し相手がいるいない関係なく、”話す”という行為を示す場合に使います。
- She spoke the truth to me.
(彼女は僕に真実を話してくれた。) - Bob speaks Japanese very fluently.
(トムはとてもペラペラと日本語を話します。) - May I speak to(with) Dr.Tanaka?
(田中先生をお願いします。)
※「〜に」を示すときは、toまたはwithが使われます。
talkは、話し相手がいる場面で「〜と話をする(おしゃべりする)」という場面で使われます。
- We should talk more about the issue.
(私たちはもっとその問題について話し合うべきだ。) - She love to talk.
(彼女はおしゃべりをするのが大好きだ。) - Please talk to me, Michael!
(僕に話してくれよ、ミシェル!)
hearとlisten
hearは自ら意思をもってではなく、“聞こえてくる”という意味で使われます。
- Can you hear the voice of her?
(彼女の声が聞こえますか。) - I heard her photo appeared in some newspaper.
(彼女の写真がいくつかの新聞に載ったことがあると聞いたことがあります。) - May I speak to(with) Dr.Tanaka?
(田中先生をお願いします。)
listenは多くの場合、意思をもってしっかり“聴く”という意味で使われます。「~を聴く」という場合、 toを後ろに持ってくるのが一般的です。
- Hi, everybody! Listen to me!
(ねぇみんな!私の話しを聞いてよ!) - He is listening to the radio.
(彼はラジオを聴いています。) - I often listen to western music.
(私は洋楽をよく聴きます。)
borrowとlend
borrowは、お金や物を無料で自分が誰かに借りるという場合に使われます。ここで「借りる」というのは、自分のほうに持っていき使用するという場合で、それが移動ができるものに限られます。
- She borrowed the car from him.
(彼女は彼から車を借りました。) - I borrowed this book from the library.
(この本は図書館で借りました。) - Can I borrow your laptop?
(パソコンを借りてもいいですか?)
lendはお金や物を自分が誰かに貸すという場合に使われます。無料で貸すかどうかはそれぞれの状況によります。
- I lent my watch to my mother.
(時計を母に貸しました。) - He lent his bag to her.
(彼は彼女にカバンを貸しました。) - I lent her money.
(僕は彼女にお金を貸しました。)
ちなみに、「loan」 という単語も「貸す」という意味で使われます。(※主にアメリカ英語)
- She loaned me her personal computar.
(彼女は僕にパソコンを貸してくれた。) - I loaned him 100 dollars.
(僕に彼に100ドルを貸した。)
「lease」という単語も「貸す」という意味で使われますが、これは契約をした上で「貸す」というときに使われます。
- The company leases many houses.
(その会社はたくさんの家を貸し出している。) - We should lease the goods for our business.
(私たちはその物品をビジネスのために貸し出すべきだ。)
learnとstudy
learn は「学ぶ」という意味で使われます。勉強した結果として、そこから身につけた・学んだというニュアンスになります。
I learned her history today.
上記の例文では、テストのために勉強したという意味でなく、彼女が生まれてからどのような道のりできたのかを知ったという意味になります。
learn が表す「学ぶ」は、studyをした結果、そこから自分の知識として身に付けたものです。
- The boy learned English in three days.
(その8歳の日本の少年は、3日で英語を自分のものにした。) - I have to learn patience.
(僕は忍耐を学ばなければならない。) - You learn sumo by losing.
(負けることで相撲を学ぶ。)
studyはテストや研究などで「勉強する」という意味で使われます。
- I studied 5 male subjects.
(僕は5人の男性の被験者を研究した。) - I study English basic grammar.
(英語の基本文法を勉強している。) - Study subjects other than just Japanese!
(国語以外の科目も勉強しなさい。)
さいごに
英語には似たような意味の単語が多いです。単語だけでは分かりづらいですが、例文と一緒だと覚えやすいと思います。1つずつコツコツ覚えていきましょう!