ややこしい!「時制の一致」の注意点をおさえておこう!

みなさん、こんにちは。英文法勉強中の桃太郎です。今回は時制の一致についての記事です。

時制の一致とは、1つの英文の中で主節と従節からなる複文において、主節と従節の時の辻褄を合わせること<言います。

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主節が現在の場合
→ 従節(後に続く文章)は未来・現在・過去・進行形など、どんな時制でも使えます。

  • I think (that) he will be married.
  • I think (that) she is crying.
  • I think (that) she was happy.

主節の時制が過去の場合
→ 従節は過去・過去進行形・過去完了などに限られます。

  • I thought (that) he would be married.
  • I thought (that) she was crying.
  • I thought (that) she had been happy.

I think she will

例えば上記の文章の「思う」を過去形にすると、日本語訳では「僕は彼女ならできると『思った』」となります。つまり、ただ単に「思う」が「思った」になるだけです。でも英語だと、

I thought be able to do it.

“think”と”will”の2箇所が過去形になります。日本語と英語では時制の考え方が違います

時制の一致の例外

ぜひ知っていただきたいのが「時制の一致の例外」です。TOEIC問題でよく出てきますのでぜひ抑えておきましょう。

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1. 絶対的真理

I didn’t think that the earth is round.
(地球が丸いとは思わなかった。)

(✕)I didn’t think that the earth was

2. 歴史的事実

I learned at school Pacific War started in 1941.
(太平洋戦争は1941年に始まったと学校で習いました。)

3. 現在の事実

I had no idea at all he is gay.
(彼がゲイだとは全くわからなかった。)

(✕)I had no idea at all he was

4. 現在の習慣

He said he doesn’t smoke.
(彼はタバコを吸わないと言ってたよ。)

(✕)He said he didn’t

 

時制の一致は「話し手の基準」で決まる

カナダにいたときネイティブと話していて感じたのが、時制の一致はあくまで基本ルールであって、話し手が時間軸をどこに位置づけるのか(現在より前なのか、後なのか)で決まるということです。

A. He said that the payment was due on Monday.
(支払日は月曜日と彼は言った)

Monday (月曜日)がもう過ぎていれば、過去形wasにするのが適切ですが、まだMonday(月曜日)になっていなければ、Bのように現在形isで表すのが一般的です。つまりこれを話している人の時間軸の置き場所によって時制の一致は変わってくるということです。

以下の文章なんかも同様です。

A. She said that Ken has too much work to do.
(ケンはやらなくてはならない仕事が多すぎると彼女は言った)

Aは話し手が現在に基準を置いて、「ケンは今も仕事が多くて忙しい」が話している時においても成立していると考えているので has(現在形) を使っています。

Bは話し手がsaidの表す過去の時点に基準を置いているので、この文を述べた時点においても「ケンは仕事が多くて忙しい」のかどうかは話し手の意識にないことを意味しています。こういうときはルール通りに時制の一致が行われます。

 

さいごに

いかがでしょうか?時制の一致って結構奥が深いものなんですよね〜。文法問題ではもちろんですが、ネイティブと話す時なんかでも注意が必要だと思いますね。

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この記事を書いた人

桃太郎

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このサイトの管理人であり、モモセ先生のDVDで英文法を勉強中の桃太郎です。過去カナダに2年間在住していたことがありますが、『文法なんて別にどうでもいいでしょ!』と英文法を完全になめきっていました......このブログでは英文法をいま一度学び直している僕が、気づいたことや大事だと思ったことなどをみなさんにシェアしていきます。

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