英文法を勉強するにあたって、まずは品詞の種類と役割をしっかり頭にいれておきましょう!
英文法で使われる品詞の種類
名詞(Noun)
人、動物、機械、概念、食べ物などの名前を表す品詞です。日本語と違って英語の名詞は、複数形、単数形というふうに「数」によって変わってきます。
文法問題では、可算名詞か不可算名詞か問うものがとても多いので要注意です。
・可算名詞(→ 数えられるもの)
・不可算名詞(→ 数えられないもの)
動詞(Verb)
いろいろな動作や状態などを表す品詞です。時制(過去、現在、未来)がある文章では、一般的に動詞によって時制を表します。動詞には大きく分けて2種類あります。
・他動詞
後ろに目的語(名詞)がくる動詞。日本語だと「読む」「壊す」など。
・自動詞
主語のみをとり、前置詞がないと後ろに名詞がこれない動詞。日本語だと「立つ」「落ちる」などの言葉。
形容詞(Adjective)
長さ・大きさ・新旧・好悪・善悪・色などを表す品詞。名詞を修飾したり、主格や目的格の補語になったりします。
ex) “かわいい”静香ちゃん、“太っている”ジャイアン、“丸い”ドラえもん
副詞(Adverb)
形容詞が名詞を修飾するのに対し、副詞は名詞以外のものを修飾します。
ex) “速く”走る、“とても”大きい、“ちょうど”着いた
代名詞(Pronoun)
名詞の変わりをする品詞。代名詞には「格」があり、文中の働きによって形が変わります。主語となるものを「主格」、目的語になるものを「目的格」、名詞の前について所有を表すものは「所有格」といいます。
主格 | I like music. |
---|---|
目的格 | Yumi knows me. |
所有格 | This is my book. |
所有代名詞 | This bike is mine. |
接続詞(Conjunction)
語・句・節・文を結びつける品詞。But, And, Becauseなどです。主に等位接続詞と従属接続詞の2種類があります。
等位接続詞
同じ種類の文をつなぐ役割を果たします。主な形式は以下のようになります。
X and Y | 「XとY」 |
---|---|
X but Y | 「X しかしY」 |
X or Y | 「XあるいはY」 |
X nor Y | 「XでもYでもない」 |
X for Y | 「X、というのはYだからだ」 |
ex)
I bought a book, and I read it.
I like her, but she doesn’t know that.
従位接続詞
副詞節や名詞節などの文の一部を作り出す役割を果たします。例えば以下のような単語です。
when | 「~とき」 |
---|---|
if | 「~ならば」 |
because | 「~ので」 |
though/although | 「~だけれども」 |
as | 「~とき・つれて・ので・ように」 |
since | 「~ので・~以来」 |
while | 「~間・一方・けれども」 |
before | 「~前に」 |
after | 「~後に」」 |
till / until | 「~までずっと」 |
接続詞の種類を知ることは文法問題を解くうえでとても重要です。なので今度ぜひ接続詞の種類についてもっと詳しく書いてみたいと思います。
前置詞(Preposition)
名詞や代名詞の前に置いて、形容詞や副詞の働きのカタマリ(=句)を作る品詞です。「~に、~で、~へ」を表す言葉です。with, of, in, on, at などがありますね。この前置詞が苦手な方はおそらく多いのではないでしょうか?
「あれ(´∵`)?ここはonだっけ?それともinだっけ?」
って思うことが僕はすごく多いです。でもTOEIC文法ではこの前置詞を理解することがとても重要です。ぜひ一緒これからしっかり学んでいきましょうね!
冠詞 (Article)
名詞を限定する品詞。名詞の前についてその定性を表します。定冠詞「the」と不定冠詞「a」「an」、それと「some」も不定冠詞として使われることがあります。
この冠詞も日本人にとって使い分けが難しい…(ー’`ー ; ) 中学、高校のとき僕はチンプンカンプンでした。でも冠詞の使い分けは英語学習では避けては通れぬ道。しっかりマスターしたいですよね。
感嘆詞(Interjection)
感動・呼びかけ・応答などの意味を表す品詞です。「あぁ、まぁ、ちょっと、う〜ん、えっ?」などのことです。日本語でもよく使いますよね?
さいごに
いや〜英語にはいろんな品詞がありますね〜。忘れていた用語もあったのではないでしょうか?
今回はまず文法問題を解くうえでの品詞種類のおさらいでした。ぜひともいま一度確認しておきましょう!